2022年秋試験の予想問題について、備忘録として記録を残しておきます。
001□デジタルコードレス電話は、同一構内における混信防止のため、識別符号を自動的に送信又は受信する機能を有している。
002□デジタルコードレス電話機では、子機から親機へ送信を行う場合における無線伝送区間の通信方式として、TDMA/TDDが用いられている。
003□ファクシミリ端末において、送信側端末では、フェーズAの呼設定において、CNG信号として断続する1,100ヘルツのトーンを受信側端末に向けて送出する。
004□電話機の内蔵メモリに、あらかじめダイヤル番号を記憶させておき、当該ボタンを押下するだけで記憶させたダイヤル番号を選択信号として送出できる機能はワンタッチダイヤル、オートダイヤルなどといわれる。
005□外線応答方式の一つであるPBダイヤルインを用いた場合は、電気通信事業者が提供する発信者番号通知の機能を使ったサービスを利用できない。
006□夜間閉塞機能を利用するためには、夜間閉塞制御用として着信専用回線を各代表群別に設置し、電気通信事業者の交換機に対してL2線に地気を送出する必要がある。
007□空間スイッチにおいて、音声情報ビット列は時分割ゲートスイッチの開閉に従い、多重化されたままタイムスロットの時間位置を変えないで、タイムスロット単位に入ハイウェイから出ハイウェイへ乗り換える。
008□図は、デジタル式PBXの内線回路のブロック図を示したものである。図中のXは2線- 4線変換回路であり、Zは復号器を表す。(図省略)
009□内線回路は、アナログ音声信号を2線-4線変換した後、 A/D変換して時分割通話路に送出する機能を有する。
010□内線回路は、アナログ音声信号を時分割通話路に送出するためのコーダの機能を有する。
011□PBXは、ライン回路において送受器のオンフックを監視し、これを検出することにより通話路の切断を行っている。
012□親のPBXの内線側に子の関係となるPBXやボタン電話装置の外線側を接続することにより、親のPBXに収容される内線端末数を増やす方法は、ビハインドPBXといわれる。
013□デジタル回線終端装置は、メタリック加入者線の線路損失、ブリッジタップに起因して生ずる不要波形による信号ひずみなどを自動補償する等化器の機能を有する。
014□ISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースにおけるデジタル回線終端装置において、ISDN端末側からデジタル回線終端装置へは給電されない。デジタル回線終端装置からISDN端末側へ給電されない。
015□端末アダプタの機能として、パケットモード端末側のLAPBと、Dチャネル側のLAPDとの間でプロトコルの変換を行う。
016□デジタル電話機の送話器からのアナログ音声信号は、電話機本体のコーデック回路でデジタル信号に変換される。
017□雷電流によって離れた導電性部分間に発生する電位差を低減させるため、その部分を直接導体によって又はサージ保護装置によって行う接続は、等電位ボンディングと規定されている。
018□屋内線などの通信線がワイヤ形の受信アンテナとなることで誘導される縦電圧を減衰させるためには、コモンモードチョークコイルが用いられている。
019□通信機器は、自ら発生する電磁ノイズにより周辺の他の装置に影響を与えることがあり、ある発生源から電磁エネルギーが放出する現象を、電磁エミッションという。
020□電磁妨害が存在する環境で、機器、装置又はシステムが性能低下せずに動作することができる能力は、イミュニティと規定されている。
021□IPインタフェースを持たないデジタル式PBXをIPネットワークに接続する場合、デジタル式PBXへの付加装置としてVoIPゲートウェイといわれる変換装置が用いられる。
022□IP-PBXにはハードウェアタイプとソフトウェアタイプがあり、ソフトウェアタイプは、ハードウェアタイプと比較して新たな機能の実現や外部システムとの連携が容易とされている。
023□SIPは、単数又は複数の相手とのセッションを生成、変更及び切断するためのアプリケーション層制御プロトコルであり、IPv4及びIPv6の両方で動作する。
024□SIPサーバは、UACの登録を受け付けるレジストラサーバ、受け付けたUACの位置を管理するロケーションサーバ、UACからの発呼要求などのメッセージを転送するプロキシ、UACからのメッセージを再転送する必要がある場合に、その転送先を通知するリダイレクトサーバから構成される。
025□IP電話の音声品質に影響を与えるIPパケットの転送遅延は、端末間の伝送路の物理的な距離による伝送遅延と、ルータなどにおけるキューイングによる遅延が主な要因となる。
026□IP電話において、音声パケットの到着間隔がばらつくことによる音声品質の劣化を低減するため、受信側のVoIPゲートウェイなどでは揺らぎ吸収機能が用いられる。
027□給電側機器であるPSEは、受電側機器がPoE対応機器か、非対応機器かを検知して、PoE対応機器にのみ給電する。同一PSEに接続される機器の中にPoE対応機器と非対応機器の混在が可能となっている。
028□Type2(PoE Plus)といわれる規格では、PSEの1ポート当たり、直流50~57ボルトの範囲で最大600ミリアンペアの電流をPSEからPDに給電することができる。
029□Type2の規格で使用できるUTPケーブルには、カテゴリ5e以上の性能が求められる。
030□1000BASE-Tでは、4対全てを信号対として使用しており、信号対のうちピン番号が1番、2番のペアと3番、6番のペアを給電に使用する方式はオルタナティブAといわれる。
031□10BASE-Tや100BASE-TXにおいて空き対であるピン番号が4番、 5番のペアと7番、8番のペアを給電に使用する方式は、オルタナティブBといわれる。
032□屋内の電気配線などを通信路として利用し情報を伝送する方式は、PLCといわれる。
033□5GHz帯の無線LANでは、ISMバンドとの干渉によるスループットの低下がない。
034□無線LANのネットワーク構成には、アクセスポイントを介して通信するインフラストラクチャモードと、アクセスポイントを介さずに直接通信を行うアドホックモードがある。
035□無線LANの隠れ端末問題の解決策として、APは、送信をしようとしているSTA1からのRTS信号を受けるとCTS信号をSTA1に送信する。
036□無線LANには、複数の送受信アンテナで信号を空間多重伝送することにより、使用する周波数帯域幅を増やさずに伝送速度の高速化を図る技術であるMIMOを用いる規格がある。
037□WAN用の10GBASE-SWの仕様では、信号光の波長として850ナノメートルの短波長帯が用いられ、伝送媒体としてマルチモード光ファイバが使用される。
038□10GBASE-LWの物理層では、WANインタフェース副層においてSDH/SONETフレーム化が行われ、WANとのシームレスな接続を実現している。
039□LAN用の10GBASE-ERの仕様では、信号光の波長として1,550ナノメートルの超長波長帯が用いられ、伝送媒体としてシングルモード光ファイバが使用される。
040□GE-PONシステムでは、1心の光ファイバで上り方向と下り方向の信号を同時に送受信するために、上りと下りで異なる波長の光信号を用いるWDM技術が用いられている。
041□PONの一つとして、GTCフレームとGEMフレームを使用し、最大伝送速度が下り方向では2.4ギガビット/ 秒、上り方向では1.2ギガビット/秒のG-PONがある。
042□PONシステムにおいて、OLTはあらかじめ各ONUとの間の伝送時間を測定し、上り信号が衝突しない送出タイミングを算出して各ONUに通知する。この伝送時間を測定する処理は、レンジングといわれる。
043□OLTは、ONUがネットワークに接続されるとそのONUを自動的に発見し、通信リンクを自動で確立する。この機能はP2MPディスカバリといわれる。
044□ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける参照点についてR点は、アナログ端末などの非ISDN端末を接続するために規定されており、TAを介して網に接続される。
045□ISDNにおける機能群の一つであるNT1はフレーム同期の機能を有している。
046□NT2は、TEとNT1の間に位置し、NT2には、交換や集線などの機能のほか、レイヤ2及びレイヤ3のプロトコル処理機能を有しているものがある。
047□ISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースでは、Dチャネルのチャネル速度は64キロビット/秒である。
048□ISDNの回線交換モードでは、呼中断/ 呼再開手順において中断呼に割り当てられた呼識別は、呼の中断状態の間に同一インタフェース上の他の中断呼に適用されない。
049□パケット交換モードによりBチャネル上でパケット通信を行うときは、始めにDチャネルを用いてBチャネルの設定を行う。続いて、X.25プロトコルを用いてBチャネル上にデータリンクを設定する。
050□パケット交換モードにより通信を行う場合、ユーザ情報は、Bチャネル及びDチャネルで伝送できる。
051□ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ1におけるフレームは、1フレームが48ビットで構成され250マイクロ秒の周期で繰り返し送受信される。
052□ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ1において、通信の必要が生じた場合にの
みインタフェースを活性化し、必要のない場合には不活性化する手順は、起動・停止の手順といわれる。
053□ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ1では、Dチャネルへの正常なアクセスを確保するための制御手順として、エコーチェックといわれる方式が用いられている。
054□ISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースでは、1フレームはFビットと24個のタイムスロットで構成されている。
055□ISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースでは、Fビットは、フレーム同期、CRCビット誤り検出及びリモートアラーム表示として使用されている。
056□ISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースでは、DSUに接続される端末は、PRIを備えている。
057□ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、個々のデータリンクコネクションの識別を行うために用いられる識別子は、DLCIいわれ、SAPIとTEIから構成される。
058□ISDNにおける情報転送について確認形情報転送手順での情報フレームの転送において、フレームの送受信を制御するときは、フロー制御が行われる。
059□非確認形情報転送手順は、ポイント・ツー・ポイントデータリンク及びポイント・ツー・マルチポイントデータリンクのどちらにも適用可能である。
060□ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ2において、ポイント・ツー・マルチポイントでは、非確認形情報転送手順によりUIフレームを用いて転送される。
061□非確認形情報転送手順では、情報フレームの転送時に、誤り制御及びフロー制御は行われない。
062□ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるレイヤ3のメッセージの共通部は、プロトコル識別子、呼番号及びメッセージ種別の3要素から構成されている。
063□1000BASE-Tでは、送信データを8ビットごとに区切ったビット列に1ビットの冗長ビットを加えた9ビットが四つの5値情報に変換される8B1Q4といわれる符号化方式が用いられている。
064□伝送路符号化方式において、符号化後に高レベルと低レベルなど二つの信号レベルだけをとる2値符号にはNRZI符号がある。
065□1000BASE-Tでは、符号化された4組の5値情報を5段階の電圧に変換し、4対の撚り対線を用いて並列に伝送する4D-PAM5といわれる変調方式がある。
066□波形劣化の評価に用いられ、オシロスコープにデジタル信号の1ビットごとのパルス波形を重ね合わせて表示した画像は、アイパターンといわれる。
067□CATVシステムにおいて、ヘッドエンド設備から光ノードまでの区間に光ファイバケーブルを用い、光ノードからユーザ宅までの区間に同軸ケーブルを用いて配線する方式は、HFCといわれる。
068□CATVシステムにおいて、周波数多重された多チャンネル映像信号で光信号をそのまま強度変調する方式は、SCM方式といわれる。
069□ADSLの変調方式はDMTといわれ、帯域幅が4キロヘルツのサブキャリアを多数配置することにより広い帯域を細かく区切り、個々に独立した帯域を使用する方法が用いられている。
070□イーサネットのフレームを送信する場合、受信準備をさせるなどの目的で、フレーム本体ではない信号を最初に8バイト送信する。これは7バイトのプリアンブルとそれに続く1バイトのSFDで構成される。
071□イーサネットフレームのフレームフォーマットの最後にあるFCSは、フレームの伝送誤りを検出するための情報であり、受信側では、フレームを受信し終えるとFCSの検査を行う
072□電気通信事業者のビルから配線された光ファイバの1心を、分岐点において受動素子を用いて分岐し、個々のユーザにドロップ光ファイバケーブルを用いて配線する構成を採る方式はPDSといわれる。
073□電気通信事業者のビルから集合住宅のMDF室までの区間に光ファイバケーブルを使用し、MDF室内の集合メディア変換装置から各戸までの区間にはVDSL方式を適用し既設の電話用配線を利用する方法がある。
074□ICMPv6では、IPv6のアドレス自動構成に関する制御などを行うNDプロトコルやIPv6上でマルチキャストグループの制御などを行うMLDプロトコルで使われるメッセージなどが定義されている。
075□ICMPv6は、IPv6に不可欠な一部であり、全てのIPv6ノードは完全にICMPv6を実装しなければならないとされている。
076□IPv4ヘッダにおけるToSフィールドは、IPデータグラムの優先度や、データグラム転送における遅延、スループット、信頼性などのレベルを示している。
077□IPv6ヘッダにおいて、IPv6パケットの優先度の識別などに用いられるフィールドは、トラヒッククラスといわれ、IPv4ヘッダにおけるToSに相当する。
078□MPLS網を構成する主な機器には、MPLSラベルを付加したり、外したりするラベルエッジルータと、MPLSラベルを参照してフレームを転送するラベルスイッチルータがある。
079□MPLS網を構成する機器の一つであるラベルスイッチルータ(LSR)は、MPLSラベルを参照してMPLSフレームを高速中継する。
080□EoMPLSでは、転送されたイーサネットフレームは、ラベルエッジルータでPAとFCSが除去され、L2ヘッダとMPLSヘッダが付与される。
081□IP-VPN がレイヤ3の機能をデータ転送の仕組みとして使用するのに対して、広域イーサネットはレイヤ2の機能をデータ転送の仕組みとして使用する。
082□広域イーサネットで利用できるルーティングプロトコルには、EIGRP、IS-ISなどがある。
083□レイヤ2スイッチは受信したフレームの送信元MACアドレスを読み取り、アドレステーブルに登録されているかを検索し、登録されていない場合はアドレステーブルに登録する。
084□レイヤ2に対応したレイヤ3スイッチには、MACアドレスに基づき中継するレイヤ2処理部とIPアドレスに基づき中継するレイヤ3処理部がある。
085□レイヤ3スイッチでは、RIPやOSPFといわれるルーティングプロトコルを用いることができる。
086□レイヤ3スイッチは、VLANとして分割したネットワークを相互に接続することができる。
087□レイヤ3スイッチは、ルーティング機能を有しており、異なるネットワークアドレスを持つネットワークどうしを接続することができる。
088□対向する二つの機器のオートネゴシエーション機能が共に有効化されている場合、双方の機器がFLP信号を送受信することで互いのサポートする通信速度と通信モードを検出し、決定する。
089□ipconfigコマンドは、ホストコンピュータの構成情報であるIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどを確認する場合に用いられる。
090□tracertコマンドは、IPパケットのTTLフィールドを利用し、ICMPメッセージを用いることでパスを追跡して、通過する各ルータと各ホップのRTTに関するコマンドラインレポートを出力する。
091□MACアドレスは6バイト長で構成され、先頭の3バイトはベンダ識別子などといわれ、残りの3バイトは製品識別子などといわれる。
092□IPアドレスからMACアドレスを求めるためのプロトコルはARPといわれ、MACアドレスからIPアドレスを求めるためのプロトコルはRARPといわれる。
093□呼がランダム呼である場合の呼の生起条件は、十分短い時間をとれば、その間に二つ以上の呼が生起する確率は無視できるほど小さい。
094□呼損率を確率的に導く式であるアーランB式が成立する前提条件は入回線数が無限で、出回線数が有限のモデルにランダム呼が加わる。
095□呼損率を確率的に導く理論式であるアーランB式が成立する前提条件について、入回線に生起する呼の回線保留時間は互いに独立で、いずれも指数分布に従い、かつ損失呼は消滅する。
096□ある回線群が運んだ1時間当たりのトラヒック量は、運ばれた呼の平均回線保留時間中における平均呼数の値に等しい。
097□完全線群のトラヒックでは、出回線数及び生起呼量が同じ条件であるとき、待時式の系は、即時式の系と比較して出線能率が高くなる。
098□入回線数及び出回線数がそれぞれ等しい即時式完全線群と即時式不完全線群とを比較すると、加わった呼量が等しい場合、呼損率は即時式不完全線群の方が大きい。
099□ある時間の間に出回線群で運ばれた呼量は、同じ時間の間にその出回線群で運ばれた呼の平均回線保留時間中における平均呼数の値に等しい。
100□加わった呼量をaアーラン、そのときの呼損率をBとすると、この回線群で運ばれた呼量は、a(1- B)アーランで表される。
101□総合呼損率は、各交換機における出線選択時の呼損率が十分小さければ、各交換機の呼損率の和にほぼ等しい。
102□ICカードに対する攻撃手法の一つであり、ICチップの配線パターンに直接針を当てて信号を読み取る攻撃手法は、プロービングといわれる。
103□バッファオーバフロー攻撃は、バッファに対して入力データのサイズが適切であることのチェックを厳密に行っていないOSやアプリケーションの脆弱性を利用するものである。
104□SQLインジェクションは、攻撃者がデータベースと連動したWebサイトにおいて、データベースのプログラムの脆弱性を利用して、データベースを改ざんしたり、情報を不正に入手したりする攻撃である。
105□暗号化処理を行っている装置が発する電磁波、装置の消費電力量、装置の処理時間の違いなどの物理的な特性を外部から測定することにより、秘密情報の取得を試みる攻撃手法は、サイドチャネル攻撃といわれる。
106□ISPによるスパムメール対策において、ISPがあらかじめ用意しているメールサーバ以外からのメールをISPの外へ転送しない仕組みは、OP25Bといわれる。
107□NATやNAPTは、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換し、また逆の変換も行う。
108□社内ネットワークとは隔離されたセグメントにPCを接続して検査することにより、セキュリティポリシーに適合しないPCは社内ネットワークに接続させない仕組みは、検疫ネットワークシステムといわれる。
109□検疫ネットワークの実現方式のうち、検査に合格したPCに対して社内ネットワークに接続できるIPアドレスを払い出す方式は、DHCPサーバ方式といわれる。
110□PPPは、特定の相手との1対1の接続を実現するデータリンク層のプロトコルであり、PPP接続時におけるユーザ認証用プロトコルに、PAPとCHAPがある。
111□PPPの認証機能を拡張した利用者認証プロトコルは、EAPといわれ、無線LAN環境におけるセキュリティ強化などのためのプロトコルとして用いられている。
112□利用者が認証を一度行うことにより、個々のシステムへのアクセスにおいて利用者による認証の操作を不要とする仕組みは、シングルサインオンといわれる。
113□バイオメトリクス認証では、判定には一定の許容範囲を持たせる必要がある。許容範囲は、本人拒否率と他人受入率を考慮して判定のしきい値を設定することにより決定される。
114□PGPを電子メールで利用する場合は、送信者側は電子メールのメッセージを共通鍵で暗号化して、その鍵を送信相手の公開鍵を用いて暗号化するハイブリッド暗号方式が用いられる。
115□ハイブリッド暗号方式では、共通鍵で暗号化された暗号文と公開鍵で暗号化された共通鍵を受け取った受信者は、その公開鍵で暗号化された共通鍵を受信者の秘密鍵で復号し、平文を取り出す。
116□ネットワークに接続された機器を遠隔操作するために使用され、パスワード情報を含めて全てのデータが暗号化されて送信されるプロトコルに、SSHがある。
117□管理者の決めたセキュリティポリシーに沿ったアクセス制御が全利用者に適用される方式は、強制アクセス制御といわれる。
118□ファイアウォールには、NAT機能が実装されており、NAT機能を用いることにより、組織の外部に対して組織の内部で使用している送信元IPアドレスを隠蔽することができる。
119□ネットワーク型侵入検知システム(NIDS)の特徴として、通常行われている通信とは考えにくい通信を検知するアノマリベース検知といわれる機能などが用いられている。
120□ネットワーク型侵入検知システム(NIDS)は、ホストのOSやアプリケーションに依存しない。
121□外部からの攻撃に対して安全かどうか実際に攻撃手法を用いて当該情報システムに侵入を試みることにより、安全性の検証を行うテスト手法は、ペネトレーションテストといわれる。
122□入室記録後の退室記録がない場合に再入室をできなくしたり、退室記録後の入室記録がない場合に再退室をできなくしたりする機能は、アンチパスバックといわれる。
123□ISMSの管理策では、情報のラベル付けに関する適切な一連の手順は、組織が採用した情報分類体系が定めるガイドラインに従って策定し実施しなければならない。
124□ISMSでは、すべてのリスクについて管理目的や管理策を選択した時点で、残留リスクについて明確にし、今後の対応計画を作成する。
125□ISMSにおいて、装置は可用性及び完全性を継続的に維持することを確実にするために、正しく保守しなければならない。
126□PECケーブルは、ポリエチレンと比較して誘電率が小さい発泡ポリエチレンを心線被覆に用いており、地下区間に適用されている。
127□アクセス系線路設備として、メタリック平衡対ケーブルを電柱間の既設の吊り線にケーブルハンガなどを用いて吊架するときは、丸形ケーブルが用いられる。
128□星形カッド撚りは、対撚りと比較して同一心線数のケーブルの外径を小さくすることができる。
129□10Pの通信用フラットケーブルにおいて、通信用フラットケーブルの対番号8の場合は絶縁体の色が緑及び茶、対番号9の場合は赤及び茶を選定する。
130□耐燃PEシースケーブルのケーブルシースが黄色又はピンク色に変色する現象は、ピンキング現象といわれ、これによってケーブルシース材料が分解することはなく、材料物性に変化は生じない。
131□配線工事において、波形のデッキプレートの溝部にカバーを取り付けて配線路とするセルラダクト配線方式は、配線ルート及び配線取出し口を固定できる場合に適用される。
132□図は構内電気設備の配線用図記号における電話・情報設備の図記号を示す。この図記号は、保安器の容量が5個であり、そのうち実装が3個の集合保安器を表している。
133□配線用図記号に規定されている、電話・情報設備のうちの内線電話機の図記号は、 である。
134□配線用図記号に規定されている、電話・情報設備のうちの複合アウトレットの図記号は、 である。
135□デジタル式PBXの設置工事において、主装置の筐体に取り付ける接地線はIV線を用いる。
136□PBXの主装置と外線との接続工事において、DSUは4線式で主装置の外線ユニットに接続される。
137□デジタル式PBXの設置工事におけるサービスクラスの設定作業では、発信規制の設定などが行われる。
138□デジタル式PBXの代表着信方式の設定において、代表グループ内の内線がおおむね均等に利用されるように内線を選択させたい場合は、ラウンドロビン方式を選定する。
139□PBXのIVR試験では、着信に対して自動音声で応答すること、及び自動音声のガイダンスに従い接続先などを選択してプッシュボタンを操作することにより所定の動作が正常に行われることを確認する。
140□デジタル式PBXの機能確認試験のうち、ハンドオーバ試験では、コードレス電話機(子機)で移動しながら通信を行った場合、最寄りの接続装置に回線を切り替えながら通信が継続できることを確認する。
141□TENといわれる識別番号を持つ多機能電話機を用いるデジタルボタン電話装置では、内線番号とTENを関連づけるデータ設定作業が行われる。
142□ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、ポイント・ツー・ポイント構成でのNTとTEとの間の最長配線距離は、1,000メートル程度とされている。
143□ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、ポイント・ツー・ポイント配線構成の場合、配線ケーブルに接続されているジャックとISDN端末との間に使用できる延長接続コードは、最長25メートルである。
144□ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるポイント・ツー・ポイント構成では、NTとTE間の線路の96キロヘルツでの総合減衰量は、6デシベルを超えてはならない。
145□バス配線の工事確認試験において、DSUから端末機器までのバス配線のT線の極性を確認するには、テスタの直流電圧測定機能を用いる方法がある。
146□ISDNのバス配線では8端子のモジュラジャックが使用されるが、端子番号の使用に関する規格について送信線と受信線には、3~6番の四つの端子が使用される。
147□ISDNにおける、ポイント・ツー・マルチポイント構成でのTEの接続用ジャックとTE間の接続コードの配線長は、10メートル以下と規定されている。
148□ISDNにおける、ポイント・ツー・マルチポイント構成でのTEの接続用ジャックとバス配線ケーブル間に用いるスタブの配線長は、1メートル以下と規定されている。
149□ISDNにおけるポイント・ツー・マルチポイント構成での延長受動バス配線構成では、バス配線の途中に信号の増幅や再生などを行う能動素子を取り付けることが許容されていない。
150□ISDNにおけるポイント・ツー・マルチポイント構成での短距離受動バス配線構成では、延長受動バス配線構成と異なり、バス配線上の任意の箇所にTEを接続できる。
151□ファントムモードの給電には、3~6番の四つの端子が使用される。
152□ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける工事試験での給電電圧の測定値として、レイヤ1停止状態で測定したDSUの給電に要求される電圧規格値は34V~42Vの範囲内である。
153□永久磁石で発生する磁界を利用する可動コイル形のアナログ式テスタは、指示値が読み取りやすく、電池などの直流電源を用いた回路の電流測定に適している。
154□ツイストペアケーブル、通信アウトレット、コネクタなど配線部材の性能を規定した分類名は、カテゴリといわれ、主に配線部材の選定に使用されている。
155□ツイストペアケーブルのうち、ケーブル外被の内側をシールドしてケーブル心線を保護することにより、外部からの電磁波やノイズの影響を受けにくくしているケーブルは、STPケーブルといわれる。
156□対の撚り戻しでは、長く撚りを戻すと、電磁誘導を打ち消しあう機能の低下による漏話特性の劣化、特性インピーダンスの変化による反射減衰量の規格値外れなどの原因となることがある。
157□UTPケーブルの余長処理において、小さな径のループや過剰なループ回数による施工を行うと、ケーブル間の同色対どうしにおいてエイリアンクロストークが発生し、漏話特性が劣化するおそれがある。
158□コネクタ成端時の結線の配列違いには、クロスワイヤ、対反転、対交差、対分割などがあり、漏話特性の劣化やPoE機能が使えない原因となることがある。
159□光コネクタのうち、テープ心線相互の接続に用いられるMTコネクタは、専用のコネクタかん合ピン及び専用のコネクタクリップを使用して接続する光コネクタであり、コネクタの着脱には着脱用工具を使用する。
160□現場取付け可能な単心接続用の光コネクタであって、架空用クロージャ内での心線接続に用いられる光コネクタは、FASコネクタといわれる。
161□融着接続の準備として、光ファイバのクラッドの表面に傷をつけないように、被覆材を完全に取り除き、次に、光ファイバを光ファイバ軸に対し90度の角度で切断する。
162□光ファイバの接続に光コネクタを使用したときの挿入損失を測定する試験方法で、プラグ対プラグ(光接続コード)のときの基準試験方法は、挿入法(C)である。
163□幹線系光ファイバケーブルの布設工事では、垂直ラック上でのケーブル固定は、3メートル以下の間隔でケーブルしばりひもなどで固定するとされている。
164□光ケーブル配線設備として金属ダクトに収める電線の断面積の総和は、ダクト内部断面積の20パーセント以下、制御回路などの配線のみを収める場合は、50パーセント以下であることとされている。
165□光ファイバケーブルのけん引張力が大きい場合、テンションメンバが鋼線のときは、その鋼線を折り曲げ、鋼線に5回以上巻き付け、ケーブルのけん引端を作成する。
166□水平配線の規格では、チャネルの物理長は100メートルを超えてはならない。また、固定水平ケーブルの物理長は90メートルを超えてはならない。
167□分岐点はフロア配線盤から少なくとも15メートル以上離れた位置に置かなければならない。
168□分岐点は最大で12までのワークエリアに対応するように制限されるのが望ましい。
169□パーマネントリンクとは、水平配線においては、通信アウトレットとフロア配線盤との伝送路をいう。また、幹線配線においては、幹線ケーブルの両端のパッチパネル間の伝送路をいう。
170□パーマネントリンクは、ワークエリアコード、機器コード、パッチコード及びジャンパを含まない。
171□挿入損失が3.0dBを下回る周波数における反射減衰量の値は、参考とする。
172□平衡配線性能において挿入損失が4.0dB未満における近端漏話減衰量の値は参考とする。
173□複数利用者通信アウトレットは、開放型のワークエリアにおいて、各ワークエリアグループに少なくとも一つは割り当てなければならない。
174□光導通試験に用いられる装置は個別の伝送器及び受信器から構成され、伝送器は調整可能な安定化直流電源で駆動する光源とし、受信器は光検出器、増幅器及び受信パワーレベルを表示する表示器から構成される。
175□入射条件を変えずに、光ファイバ末端から放射される光パワーと、入射地点近くで切断した光ファイバから放射される光パワーを測定し、計算式を用いて光ファイバの損失を求める方法はカットバック法である。
176□挿入損失法は、カットバック法と比較して精度は落ちるが、被測定光ファイバ及び両端に固定される端子に対して非破壊で測定できる利点がある。
177□光ファイバ損失試験方法のうち、光ファイバの単一方向の測定であり、光ファイバの異なる箇所から光ファイバの先端まで後方散乱光パワーを測定する方法はOTDR法である。
178□光ファイバ損失試験方法に規定するOTDR法について短距離測定の場合、最適な分解能を与えるために、短いパルス幅が必要となる。
179□OTDR法において、信号処理装置は、必要に応じて長時間の平均化処理を使用することによって、信号対雑音比を向上することができる。
180~184□図は光ファイバ損失試験方法におけるOTDR法による不連続点での測定波形の例を示したものである。この測定波形のA~Eの各点を答えよ。
180□A:ダミー光ファイバ入力端
181□B:ダミー光ファイバコネクタ接続点
182□C:被測定光ファイバの入力端
183□D:被測定光ファイバの融着接続点
184□E:被測定光ファイバの終端
185□ビルディング内光配線システムにおいて、配線盤の分類の一つである交差接続は、ケーブルとケーブル又はケーブルとコードなどをジャンパコードで自由に選択できる接続である。
186□配線盤の変換接続について変換接続は、要素の異なるケーブルへの変換、単心線への変換、複数の単心線への分波などの要素の異なるケーブルへの接続方法である。
187□変換接続の場合、1次側の接続は融着接続とし、2次側との接続はコネクタ接続となるのが一般的であるため、融着接続用品、コネクタ接続用品及び変換接続材料が必要となる。
188□脚立を用いる場合、脚と水平面との角度を75度以下とし、折りたたみ式のものでは、その角度を確実に保つための金具等を備えたものを使用することとされている。
189□危険予知(KY)活動における4ラウンド法は、第1ラウンドで現状把握、第2ラウンドで本質追究、第3ラウンドで対策樹立、第4ラウンドで目標設定の手順で進められる。
190□5S活動(運動)の5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)のそれぞれの頭文字をとったものをいい、このうち整理とは、必要なものと不必要なものを区分し、不必要なものを片付けることをいう。
191□5Sのうち清潔とは、整理・整頓・清掃が繰り返され、汚れのない状態を維持していることをいう。
192□ヒヤリハット活動では、いかなる原因であっても当事者を責めない取り決めをし、当事者から報告されたヒヤリハットの事例を取り上げ、その危険要因を把握・解消することにより、事故の未然防止が図られる。
193□危険性又は有害性等の調査等に関する指針に基づく労働災害防止のための具体的な進め方は、次のとおりである。
手順1 危険性又は有害性の特定
手順2 危険性又は有害性ごとのリスクの見積もり
手順3 リスク低減のための優先度の設定、リスク低減措置内容の検討
手順4 リスク低減措置の実施
194□フェールセーフによる安全対策は、装置やシステムなどが故障したとき、あらかじめ定められた一つの安全な状態をとるようにしておくものである。
195□シューハート管理図上の管理限界線は、中心線からの両側へ3シグマの距離にある。シグマは、母集団の既知の、又は推定された標準偏差である。
196□項目別に層別して出現頻度の大きさの順に並べるとともに、累積和を示した図はパレート図といわれる。
197□チェックシートは、作業の点検漏れを防止することに使用でき、また、層別データの記録用紙として用いて、パレート図及び特性要因図のような技法に使用できるデータを提供することもできる。
198□二つの特性を横軸と縦軸とし、観測値を打点して作るグラフは、散布図といわれる。
199□ 計測値の存在する範囲を幾つかの区間に分けた場合、各区間を底辺とし、その区間に属する測定値の度数に比例する面積を持つ長方形を並べた図は、ヒストグラムといわれる。
200□連続した観測値又は群にある統計量の値を、通常は時間順又はサンプル番号順に打 点した、上側管理限界線、及び/又は、下側管理限界線を持つ図は、管理図といわれる。
以上です。
図関係は全て掲載を省略しております。
後日(試験問題公開後)、確認いたします。