工事担任者試験_AI/DD総合種_平成30年秋_基礎4-2 ケーブルの特徴

問題

 

 

解説

 

通信で使われる「メタルケーブル」には、大きく分けて2種類あります。

「平衡対ケーブル」と「同軸ケーブル」です。

 

それぞれのケーブルの特徴について、過去から繰り返し出題されています。

問われる内容はほぼ決まっていますので、パターン化して覚えておきましょう。

 

上に挙げた内容が、よく聞かれます。

 

設問Aについて

 

本問でも、設問Aで、「心線導体抵抗が大きくすると、伝送損失が増加する」との記述があります。

内容に合致していますので、Aは正しいと判断できます。

 

そもそも、ケーブルの伝送損失が何故発生するかと言うと、ケーブル自体が一種の抵抗の様なものになり、エネルギーがジュール熱として消費されるためです。

ケーブル自体の抵抗が大きいほど、ジュール熱として消費される量(=伝送損失)が大きくなります。

よって心線導体抵抗を大きくすると、伝送損失が増加します。

 

設問Bについて

 

設問Bでは、「同軸ケーブルは、一般的に使用される周波数帯において信号の周波数が4倍になると、その伝送損失は、約2倍になる。」とありますが、これは正しい記述です。

 

この記述は、過去から繰り返し出題されていますので、頻出知識として是非押さえておきましょう。

周波数が増えると、伝送損失が大きくなるというのは、感覚として理解しやすいかと思いますが、4倍と2倍という数値まで覚えておく必要があります。

 

解答

 

AもBも正しい記述ですので、③が正解となります。

 

 

覚え方について(非推奨)

 

メタルケーブル(平衡対ケーブルおよび同軸ケーブル)の特徴に関して、理解をしながら覚えて頂くのが理想です。

とは言っても、「よう分からん!」「全然覚えられへんやないか!」(←なぜか関西弁)という方も、少なからずおられると思います。

 

そこで、超こじつけ、超おバカな丸暗記法をご紹介致します。

ハッキリ言って、非推奨です!(←ノリノリ)

 

 

まず、平衡対ケーブルは、中に複数のケーブルが入っていますので、

コンビ芸人と読み替えます。

 

そして、「心線導体間の間隔」を「相方との距離感」と読み替え、

「抵抗」を「イライラ」と読み替えます。

 

やはりいつも一緒に仕事をしますから、ある程度の距離感が無いと、「めっちゃイライラするわ~」状態になってしまいますよね。

 

また、「心線導体抵抗」を「相方へのイライラ」、「伝送損失」を「ストレス」と読み替えます。

イライラすると、ストレスが溜まりますよね。

 

イライラしないように、今から一緒に深呼吸をしましょう!

 

はい、吸って~~、吐いて~~(←めっちゃ、いらつく)

 

 

 

同軸ケーブルは、中に同軸が1本、ピーンと立っていますので、ピン芸人と読み替えます。

 

そして、「周波数」を「仕事の数」、「伝送損失」を「ストレス」と読み替えます。

 

仕事の数が増えると、収入も増えるので、喜ばしいことなのですが、ストレスも溜まっちゃいますねーという感じです。

 

もはや、私は何の話をしているのでしょうか。

 

あぁ、しば漬け食べたい。。。

 

 

類題

 

本問の類題は、過去5年間で4問出題されています。

 

①平成25年春_問題

 

 

①平成25年春_解説

 

設問Aについて

 

「心線導体間の間隔を大きくすると、伝送損失が増加する」は誤りです。

抵抗は減少しますので、伝送損失も減少します。

 

これで読み替えると、

「相方との距離感がある」と、「イライラ」が減り、「ストレス」も減るということになります。

 

よって、Aの記述は誤りと判断できます。

 

設問Bについて

 

設問Bでは、「同軸ケーブルは、一般的に使用される周波数帯において信号の周波数が4倍になると、その伝送損失は、約2倍になる。」とありますが、これは正しい記述です。

 

この記述は、過去から繰り返し出題されていますので、頻出知識として是非押さえましょう。

周波数が増えると伝送損失が大きくなるというのは、感覚的に理解しやすいかと思いますが、4倍と2倍という数値まで覚えておく必要があります。

 

これで読み替えると、

仕事の数4倍で、ストレス約2倍と覚えておくと良いでしょう(良いとは言っていない)。

 

解答

 

結果、Aは誤り、Bは正しいので、②が正解となります。

 

②平成26年秋_問題

 

 

②平成26年秋_解説

 

①で取り上げた問題と、そっくりそのまま同じ問題です。

ことほどさように、工担試験では「過去問そのまんま」というものがよく出ます。

 

「内容が理解できない」と嘆くよりも、暗記に力を注ぎましょう。

「基礎」科目に関していえば、暗記重視でいくと短期間で対策が出来ます。

 

解答

 

結果、Aは誤り、Bは正しいので、②が正解となります。

 

③平成28年秋_問題

 

 

③平成28年秋_解説

 

①・②で取り上げた問題と、そっくりそのまま同じ問題です。

ことほどさように、工担試験では「過去問そのまんま」というものが、いやんなっちゃうくらいよく出ます。

 

「内容が理解できない」?

大丈夫です。

暗記に力を注ぎましょう。

暗記重視でいけば短期間で対策が出来ます。

 

解答

 

結果、Aは誤り、Bは正しいので、②が正解となります。

 

平成29年秋_問題

 

 

④平成29年秋_解説

 

「同軸ケーブルは、一般的に使用される周波数帯において信号の周波数が4倍になると、その伝送損失は、約2倍になる。」

という文言を覚えておけば、対処できます。

しつこいくらい、同じところが聞かれているので、確実に暗記しておきましょう。

 

解答

 

2倍ということで、④が正解となります。

 

出題頻度

 

最後に、本問の出題頻度をご紹介したいと思います。

※いずれも個人的に分析したものです。数値の信頼性を保証するものではありません。

 

本問と同じパターンが出た頻度は、

□AIDD総合種・・・約50% (過去試験10回中5回)です

過去の出題頻度が次回試験にも適用されると仮定すると、本問をマスターすることにより、

約50%の確率で、得点につながると考えられます。