直近の過去問(平成30年秋)の解説を作成しようと思いましたが、どうせなら、試験に出た単元を全て挙げていこうと思い直しました。
ここから、総合種技術の問題を単元ごとに分けて記載させていただきます。
【多機能電話機】重要度
★1つ
平成23年以降出題されていないため、★1つとさせていただきました。
【多機能電話機】要点の確認
学習へのアドバイス
半導体技術の発達に伴い、電話の多機能化が進みました。
現在はスマートフォンに主役の座を取って代わられたようにも見えますが、会社などではまだまだ現役で使われております。
多機能電話機の機能は、基本的には名称からその内容を認識できるものがほとんどです。
ここでは、実際に試験に出たものだけを挙げていきますので、確認をしていきましょう。

キーワード

出題のポイント
紛らわしい用語の整理が出来ているか問われています。
本問に限らず、「似たものは出題されやすい」ということを意識して学習に取り組みましょう。
内容チェック
ワンタッチダイヤル(オートダイヤル)機能
電話機の内蔵メモリに、あらかじめダイヤル番号を記憶させておき、該当するボタンを押すだけで、記憶させたダイヤル番号を選択信号として送出できる機能のこと。
プリセットダイヤル機能
間違い電話をなどを防止するため、電話機のディスプレイにあらかじめダイヤル番号を表示させ、確認、訂正などの後、送出できる機能のこと。
過去問演習
平成23年春

解説
A:間違い電話を防止するために、事前に番号を登録しておく機能は、「プリセットダイヤル機能」と言います。
よって、記述内容は誤りです。
B:正しい記述です。
解答
②
さらに得点力アップ
さらに、次の内容も押さえられれば、万全と言えます。

①再ダイヤル機能
⇒直前にかけた相手の番号を、自動的にメモリに記憶。再発信が可能。
②スピーカ受話機能
⇒電話機内蔵のスピーカーを用いて、受話器を上げずに受話を可能にします。
③オンフックダイヤル機能
⇒スピーカボタンを押すことで、受話器を置いたままダイヤル発信が出来る機能。
④ハンズフリー機能
⇒電話機内蔵のスピーカー、マイクを用い、受話器を手に取らずに通話が出来る機能。
通話途中で受話器を持ち上げることにより、自動で切り替えることが可能。
この機能を備えた電話機は、構造上ハウリングを生じやすくなります。
そのため、特に優れた防側音特性を必要とし、一般に、自動平衡形防側音回路(ハウリング防止機構)が用いられます。
⑤保留機能
⇒いわゆる保留機能です。
⑥発信者番号表示機能
⇒着信時に、交換機から送られてきたMODEM信号により、相手の番号情報を受信し表示する機能。
利用には、別途契約が必要となります。
最初に交換機から情報受信端末起動信号(CAR信号)が送られてきて、そこからMODEM信号の応答が始まります。