工担総合種_技術_第1問_PBX

この数日、多忙につきブログの更新がすっかり止まっておりました。

申し訳御座いません。

画像を作成する時間が無いため、ここから試験(2019年5月実施)までは、シンプルに文字主体で記事を更新して参ります。

 

 

さて、今回はPBXについて取り上げさせて頂きます。

第1問で問われるPBXを、6つのサブテーマに分けて外観をお示しさせて頂きます。

かなり長い記事になると思いますが、ご容赦ください。

それでは!

 

目次

1.PBXの諸機能

 

このサブテーマで扱う問題パターンは3つあります。

「外線応答方式」、「ダイレクトインダイヤル」、「総合問題」です。

 

外線応答方式

 

問題H29春

 

解説

 

A:外線から特定の内線に着信させる方式のうち、電気通信事業者の交換機にあらかじめ登録した内線指定番号をPB信号によりPBXで受信する方式は、一般に、PBダイヤルインといわれる。

→正しいです。

B :外線応答方式の一つであるモデムダイヤルインを用いた場合は、電気通信事業者が提供する発信電話番号通知サービスを利用できない。

→誤りです。

モデムダイヤルインでは、発信電話番号通知サービスを利用できます。

PBダイヤルインでは、発信電話番号通知サービスを利用できません!

 

解答①

 

ダイレクトインダイヤル

 

問題H22秋

 

解説

 

デジタル式PBXが有する機能のうち、外線からPBXに収容されている内線に直接着信させるため、外線からPBXへの着信時にトーキーなどで一次応答をした後、引き続きPB信号で内線番号をダイヤルさせるものは、ダイレクトインダイヤル方式です。

 

解答④

 

総合

 

問題H24春

 

解説

A:×

被呼内線が話中のとき、異なる末尾1数字のみを再度ダイヤルすることにより、末尾1数字が異なった番号の内線へ接続する機能は、一般に、内線リセットコールといわれます。

 

B:○

 

解答②

 

問題H30春

 

解説

A:×

被呼内線が話中のとき、異なる末尾1数字のみを再度ダイヤルすることにより、末尾1数字が異なった番号の内線へ接続する機能は、一般に、内線リセットコールといわれます。

 

B:○

 

解答②

 

 

②夜間閉塞

 

PB信号方式のダイヤルインサービスを利用するPBXには、夜間になったときの対応の手段として、夜間閉塞機能があります。

この機能は、「夜間は電話を受け付けたくないよ~。寝てるよ~。」という時に、呼び出し回線に繋げずに、夜間受付用回線に接続するものです。

 

 

このときの接続シーケンスは、ダイヤルインの接続シーケンスとは異なります。

電気通信事業者の交換機からは内線指定信号が送出されずに、一般の電話機に着信する場合と同様の接続シーケンスにより、夜間受付用電話機に着信します。

 

この時、「内線指定信号」は送出されません。

「内線指定信号」と言うのは、例えば営業部とか総務部とかの内線に繋げる信号のことを指します。

 

夜間専用回線(要は、「本日の営業は終了しました」的なアレ)に回すわけですから、「内線指定信号が送出されない」ことは当然ですね。

 

夜間閉塞機能を利用するためには、夜間閉塞制御用として着信専用回線を各代表群別に設置し、電気通信事業者の交換機に対してL2線に地気を送出する必要があります。

メタルケーブルは2線あって、それぞれL1線、L2線と名前がついています。

普段はL1線を地気に繋げているんですが、夜間閉塞をするときはL2線に切り替える訳ですね。

 

「俺、今から帰るからな!今日は野球あんだよ!ヤクルト対広島で、アレが先発なんだよ。早くかえんだよ!」

的なことを宣言しながらかどうかは分かりませんが、L2線に地気をつなぎます。

L2線に地気を繋ぐことで、

「本日の営業は終了しました」的な、蛍の光的な、テキナテキナ、シェキナベィベーになって、夜間閉塞に切り替わります。

 

まぁ、そんなことはどうでもいいです。

夜間閉塞には、2線ある方のL2線を使うと覚えておきましょう。

 

また、L2線に地気を送出されると、ダイヤルイン状態は解除されます。

だって、本日の営業は終了しちゃった訳だから、内線に繋いだり、コールパークとか、何とかカントか、サルトルか。そんなの関係ねぇ的なことになりますからね。テキナ。

よって、ダイヤルイン状態が解除される結果、夜間閉塞時は、一般の電話機に着信する場合と同様の接続シーケンスにより、夜間受付用電話機に着信します。

 

接続シーケンス

 

問題H22春

 

解説

ダイヤルインのPB信号方式を利用するPBXには、夜間になったときの対応の手段として、夜間閉塞機能がある。このときの接続シーケンスは、ダイヤルインの接続シーケンスとは異なり電気通信事業者の交換機から内線指定信号は送出されず、一般の電話機に着信する接続シーケンスと同様に、夜間受付用電話機に着信する

 

もう寝てますからね。

内線鳴らされても困りますから。

解答④

 

問題H25春

 

解説

ダイヤルインのPB信号方式を利用するPBXには、夜間になったときの対応の手段として、夜間閉塞機能がある。このときの接続シーケンスは、ダイヤルインの接続シーケンスとは異なり電気通信事業者の交換機から内線指定信号は送出されず、一般の電話機に着信する接続シーケンスと同様に、夜間受付用電話機に着信する

 

寝てま~す。タケダさんは、いませ~ん。

解答①

 

問H27秋

解説

ダイヤルインのPB信号方式を利用するPBXには、夜間になったときの対応の手段として、夜間閉塞機能がある。このときの接続シーケンスは、ダイヤルインの接続シーケンスとは異なり電気通信事業者の交換機から内線指定信号は送出されず、一般の電話機に着信する接続シーケンスと同様に、夜間受付用電話機に着信する

 

だ~か~ら~、寝てますってば!あんたもしつこいなぁ!

解答④

 

 

総合

 

問H23秋

 

解説

A:×

夜間閉塞機能を利用するためには、夜間閉塞制御用として着信専用回線を各代表群別に設置し、電気通信事業者の交換機に対してL2線に地気を送出する必要がある。

L2です。

 

B:○

解答②

 

 

 

問H26秋

 

解説

A:○

B:×

夜間閉塞機能を利用するためには、夜間閉塞制御用として着信専用回線を各代表群別に設置し、電気通信事業者の交換機に対してL2線に地気を送出する必要がある。

 

L2です。L2です。

解答①

 

 

問H28秋

 

解説

A:○

B:×

夜間閉塞機能を利用するためには、夜間閉塞制御用として着信専用回線を各代表群別に設置し、電気通信事業者の交換機に対してL2線に地気を送出する必要がある。

 

L2です。

Lチキ美味しい!!!(←マジキチ)

解答①

 

③空間スイッチ

 

空間スイッチというのは、おおざっぱに言うと、物理的な切替スイッチのようなものです。

PBXでは、複数の回線と接続していますので、相互の切替が必要になります。

空間スイッチは、回線の切替に利用されます。

 

PBXには、空間スイッチの他に、時間スイッチというものもあります。

一般的にはどちらも併用しながら、複数回線の共有処理を行っています。

 

空間スイッチに関しては、あまり深入りする必要はありません。

次の2つの文言を、キーワード(赤字部分)に注意して覚えておきましょう。

このままの文言が、繰り返し出題されています。

 

『デジタル式PBXの空間スイッチにおいて、音声情報ビット列は、時分割ゲートスイッチの開閉に従い、多重化されたままタイムスロットの時間位置を変えないで、タイムスロット単位に入ハイウェイから出ハイウェイへ乗り換える』

『デジタル式PBXの空間スイッチは、一般に、複数本の入・出ハイウェイ時分割ゲートスイッチ及び制御メモリから構成されている』。

 

 

問H21春

 

解説

デジタル式PBXの空間スイッチは、一般に、複数本の入・出ハイウェイ、時分割ゲートスイッチ及び制御メモリから構成されている

 

解答④

 

問H22秋

 

解説

デジタル式PBXの空間スイッチでは、音声情報ビット列が多重化されたまま、タイムスロットの時間位置を変えないで、タイムスロット単位に時分割ゲートスイッチの開閉に従い入ハイウェイから出ハイウェイへ乗り換える

 

解答①

 

 

問H24春

 

解説

デジタル式PBXの空間スイッチにおいて、音声情報ビット列は、時分割ゲートスイッチの開閉に従い、多重化されたままタイムスロットの時間位置を変えないで、タイムスロット単位に入ハイウェイから出ハイウェイへ乗り換える

 

同じ文言の繰り返しですね。

解答①

 

 

問H25春

 

解説

デジタル式PBXの空間スイッチにおいて、音声情報ビット列は、時分割ゲートスイッチの開閉に従い、多重化されたままタイムスロットの時間位置を変えないで、タイムスロット単位に入ハイウェイから出ハイウェイへ乗り換える

 

また、お会いしましたね。

解答②

 

問H27春

 

解説

デジタル式PBXの空間スイッチは、一般に、複数本の入・出ハイウェイ、時分割ゲートスイッチ及び制御メモリから構成されている

 

おや、またお会いしましたねぇ。

さっきから、何度もお見かけして、いやはや偶然ですなぁ。

解答⑤

 

 

問H28春

 

解説

デジタル式PBXの空間スイッチにおいて、音声情報ビット列は、時分割ゲートスイッチの開閉に従い、多重化されたままタイムスロットの時間位置を変えないで、タイムスロット単位に入ハイウェイから出ハイウェイへ乗り換える

 

また君かー!

こんだけ何度も出会うなんて、偶然とは言えないだろ。

ははーん、さては私の財産が狙いだな。

ニセコに買った、0.3坪の土地が狙いなんだろ!

正直に言いたまえ!(次回、「湯けむりスナイパー~北海道の霧に消えた女~」最終回!)

解答③

 

問H30秋

 

解説

デジタル式PBXの空間スイッチにおいて、音声情報ビット列は、時分割ゲートスイッチの開閉に従い、多重化されたままタイムスロットの時間位置を変えないで、タイムスロット単位に入ハイウェイから出ハイウェイへ乗り換える

 

過去から繰り返し出題されている文言ですので、確実に覚えておきましょう。

(オチ無し)

解答③

 

④時間スイッチ

 

時間スイッチ(Time Switch) とは、時分割多重化された信号を、一時的に半導体メモリに蓄え、時間的位置を入れ替えることで交換操作を行うスイッチを意味します。

時間、時間、時間。なんだか、「時間」がゲシュタルト崩壊を起こして来ましたが、大丈夫。

 

時間スイッチに関しても、出題される文言が決まっています。

次の2つの文言を、覚えちゃいましょう。

 

『時間スイッチは、入ハイウェイ上のタイムスロットを、出ハイウェイ上の任意のタイムスロットに入れ替えるスイッチである。』

『時間スイッチにおける通話メモリには、入ハイウェイ上の各タイムスロットの音声信号などが記憶される。』

 

 

問H22春

 

解説

 

A:○

B:○

解答③

 

 

問H23秋

 

解説

A:○

B:○

解答③

 

 

問H25秋

 

解説

A:○

B:○

解答③

 

 

問H28秋

 

解説

A:○

B:○

解答③

 

⑤PBX内線回路

 

ブロック図

 

 

この図は内線回路と言って、PBX内部の電気回路構成を図示したものです。

全て重要ではありますが、図中の赤字部分が、特に重要です。

 

赤字で記載した5つの箇所は、大きく分けて2つのグループに分類することが出来ます。

 

「過電圧保護回路」と「通話電流供給回路」のグループと、

「2線―4線変換回路」と「符号器」「復号器」のグループです。

 

「過電圧保護回路」と「通話電流供給回路」のグループに共通するのは、両方ともアースに繋がっているということです。

 

上図をご確認頂くと、どちらの回路もアース(三本線の記号)に繋がっていることがお分かりかと思います。

電圧回路や電流回路は、アースに繋ぐことが一般的です。

アースに繋ぐことにより、突発的な過電圧・過電流から機器を守ることが出来ます。

 

このことから、アースに繋がっているところが穴抜きになっていれば、「過電圧保護回路」か「通話電流供給回路」のいずれかであると推測できます。

 

ではこの2つ、どちらがどちらか、どうやって見分ければ良いでしょうか?

 

覚え方のポイントは、「直流監視回路」にあります。

 

「通話電流供給回路」の右横に、「直流監視回路」が接続されています。

直流とありますので、これと接続されているのは、電流に関するものだということが分かります。

 

このことから、直流監視回路と接続されている方が「通話電流供給回路」、

残りの方が「過電圧保護回路」と判断できます。

 

 

次に、「2線―4線変換回路」と「符号器」「復号器」のグループに着目します。

これらは、アナログの音声情報をデジタル化したり、デジタル化された情報をアナログ音声に戻したりするところです。

図中の「2線―4線変換回路」の2線とはアナログ回線のことを指し、4線とはデジタル回線のことを指します。

そして、図の左端に電話機があり、右端に(上り)(下り)とあることから、右側にISDN網があることが予想されます。

 

アナログ電話機から入ってきたアナログの音声をISDN網に上げるとき(上り)、アナログの音声をデジタル化します。

 

デジタル化というのは、情報を0と1の2つの符合に変換することから「符号化」と呼ばれ、「符号化」を行うものを「符号器」と言います。

よって、上り側が「符号器」であると分かります。

 

ISDN網からの下り信号では、デジタル情報が送られて来ます。

デジタル情報は、0と1の符合ですから、そのままでは音声を聞くことが出来ません。

デジタル情報を、アナログ音声に変換する必要があります。

 

デジタル➡アナログにすることは、符号化したものを元のアナログ信号に復元することから、「復号器」と呼ばれます。

 

これによって、各グループの並びを覚え頂きやすくなったかと思います。

 

 

問H21秋

 

 

解説

 

 

これ1問で、2問分の得点があります。

解答 イ:3  ウ:6

 

 

問H23春

 

 

解説

 

 

解答:イ③ ウ⑧

 

 

問H24秋

 

 

解説

 

解答:イ④ ウ⑥

 

問H26春

 

解説

 

解答 イ④ ウ⑤

 

 

問H29秋

解説

一粒で二度美味しい問題とも、いよいよここでお別れです。

 

解答 イ③ ウ⑥

 

内線回路の機能

 

内線回路は、ブロック図だけではなく、正誤問題も出題されます。

細かいことを気にし出すとキリがありません。

過去問に出た範囲に限定して、確実に押さえて行くようにしていきましょう。

以下、覚えて頂きたい文章とキーワードをお示し致します。

『デジタル式PBXの時分割通話路は上りと下りで分離されているため、2線式の内線と4線式の通話路の変換点となる内線回路には、ハイブリッドといわれる2線ー4線の相互変換機能が設けられている。』

『呼出信号は、デジタル式PBXの時分割通話路を通過することができないため、内線回路には、呼出信号送出機能が設けられている。』

『内線回路は、内線に接続されたアナログ電話機からのアナログ音声信号を2線ー4線変換した後、A/D変換して時分割通話路に送出する機能を有する。』

『内線回路は、発呼、着信応答、通話中などの内線の状態を検出するために、内線電話機側のA線とB線とがループ状態にあるかどうかを監視する機能を有する。』

『内線回路は、内線側に接続されたアナログ電話機からのアナログ音声信号を時分割通話路側に送出するためのコーダーの機能を有する。』

 

以上、大変なように感じるかも知れませんが、闇雲にテキストで学習するよりは、はるかにマシです。

 

さっそく、問題を見て行きましょう。

 

 

問H25秋

 

解説

 

A:×

デジタル式PBXの時分割通話路は上りと下りで分離されているため、2線式の内線と4線式の通話路の変換点となる内線回路には、ハイブリッドといわれる2線-4線の相互変換機能が設けられている。

 

B:○

解答②

 

問H27春

 

解説

A:×

内線回路は、内線に接続されたアナログ電話機からのアナログ音声信号を2線ー4線変換した後、A/D変換して時分割通話路に送出する機能を有する

2線ー4線と、A/D変換の順番が逆ですね。

 

B:○

解答②

 

 

問H28春

 

 

解説

A:○

B:×

内線回路は、内線側に接続されたアナログ電話機からのアナログ音声信号を時分割通話路側に送出するためのコーダーの機能を有する。

コーダーは符合器、デコーダーは復号器です。

アナログ信号をデジタル網に送り出すので、コーダーが入ります。

解答①

 

 

問H30秋

 

解説

A:○

B:×

内線回路は、内線に接続されたアナログ電話機からのアナログ音声信号を2線ー4線変換した後、A/D変換して時分割通話路に送出する機能を有する

2線ー4線と、A/D変換の順番が逆です。

問題のパターンを覚えていないと、難しいところです。

逆に、パターンを知っていれば、簡単に取れます。

解答①

 

 

⑥その他PBXの概要

 

ライン回路

 

問H26秋

 

解説

通話路の接続、切断を監視する回路のことを、ライン回路と言います。

デジタル式PBXは、内線相互接続通話中のとき、ライン回路において送受器のオンフックを監視し、これを検出することにより通話路の切断を行っています。

解答④

 

 

問H29春

 

解説

通話路の接続、切断を監視する回路のことを、

ライン

回路と言います

・・・

センテンススプリング!

解答⑤

 

PBXトランザクション

 

問H21春

 

解説

PBXのプログラムでは、プログラム間の情報の引渡しに、トランザクションというデータの固まりを使用しています。

トランザクションが順番に並んでいる行列は、キューといわれます。

 

解答④

 

 

ビハインドPBX

 

問H27秋

 

解説

親のPBXの内線側に、子の関係となるPBXやボタン電話装置の外線側を接続することにより、利用できる内線端末の機器の種類や台数を増加させて、親のPBXに収容される内線端末数を増やす方法を、ビハインドPBXと言います。

 

解答②

 

次、ラスト1問!!

 

問H30春

 

解説

親のPBXの内線側に、子の関係となるPBXやボタン電話装置の外線側を接続することにより、利用できる内線端末の機器の種類や台数を増加させて、親のPBXに収容される内線端末数を増やす方法を、ビハインドPBXと言います。

 

解答②

 

終わりました!

お疲れさまでした。

 

第1問のPBXについて、10年分の過去問を見て行きました。

分量は大変多くありましたが、同じ内容の繰り返しばかりでした。

 

ことほどさように、工事担任者試験は過去問が繰り返し出題されています。

「習うより慣れろ」の精神で、問題に数多く触れて頂ければ、自然と合格に必要な知識が身について行きます。

 

それでは、また次の単元でお会いしましょう。!

アディオス!

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