平成23年春

(解説)
内線回路のブロック図です。
の内容を復習しながら、確認してみましょう。
問題文の図では、5カ所が穴抜きとなっております。
この5点が、内線回路図で重要箇所となります。
内線回路図を、2つのグループに分類して考えます。
①「過電圧保護回路」「通話電流供給回路」グループ
②「2線―4線変換回路」「符号器」「復号器」グループ
①は機器保護の観点から、アースに接続されています。
本問では、VとWが該当します。
①その中でも「直流監視回路」に接続されている方が、「通話電流供給回路」となります(直流電流を監視しています)。
直流監視回路に接続されていない方が「過電圧保護回路」となりますので、
V=過電圧保護回路
W=通話電流供給回路
と判断できます。
②はアナログ・デジタル変換に関する回路です。
「2線―4線変換回路」の2線とはアナログ、4線はデジタルを意味しています。
その先は「符号器」「復号器」に繋がっております。
符合とは、アナログをデジタルに変換することを指します。
一方、復号とは、デジタルをアナログに変換することです。
(上り)に符号器、(下り)が復号器を用いています。
本問では、X=「2線―4線変換回路」、Y=「符号器」、Z=「復号器」となります。
(解答)
イ:③、ウ:⑧