この記事を書いているのは、2018年11月19日。
試験は11月25日に実施されます。
残り5日になりますが、この時期に諦めるのはまだ早過ぎます。
工担試験はほとんどが過去問通りです。
最後の瞬間まで諦めずに、一緒に頑張りましょう!
また、この記事の元ネタは「まなびや通信」の資料をベースに記事をまとめております。
「まなびや通信」は受講生の方がお納めいただいた受講料により、作成を進めることが出来ました。
この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。
さて、早速内容に入ります!
電話機の機能
まずは電話機の機能についてまとめました。
【多機能電話機】
半導体技術の発達に伴い、電話の多機能化が進んでおります。
テキストにも載っている代表的な機能を列挙させて頂きます。
軽く確認を進めておきましょう。
基本的には、名称から機能を認識できるものがほとんどです。
一般に容易にイメージがつくものについては、説明を省略させて頂きます。
<機能一覧>
①再ダイヤル機能
⇒直前にかけた相手の番号を、自動的にメモリに記憶。再発信が可能。
②ワンタッチダイヤル機能
⇒通話頻度の高いものを、任意でメモリに登録可能。
オートダイヤル機能とも呼ばれます。
③スピーカ受話機能
⇒電話機内蔵のスピーカーを用いて、受話器を上げずに受話を可能にします。
④オンフックダイヤル機能
⇒スピーカボタンを押すことで、受話器を置いたままダイヤル発信が出来る
機能。
⑤ハンズフリー機能
⇒電話機内蔵のスピーカー、マイクを用い、受話器を手に取らずに通話が
出来る機能。
通話途中で受話器を持ち上げることにより、自動で切り替えることが可能。
この機能を備えた電話機は、構造上ハウリングを生じやすくなります。
そのため、特に優れた防側音特性を必要とし、一般に、自動平衡形防側音回路(ハウリング防止機構)が用いられます。
⑥保留機能
⇒いわゆる保留機能です。そのままなので、説明を省略させていただきます。
⑦プリセットダイヤル機能
⇒間違い電話をかけることを防止するために、電話機のディスプレイに
あらかじめ番号を表示し、確認した上で発信が出来る機能。
⑧いたずら電話防止機能
⇒こちらも説明を省略させていただきます。
⑨発信者番号表示機能
⇒着信時に、交換機から送られてきたMODEM信号により、相手の番号
情報を受信し表示する機能。
利用には、別途契約が必要となります。
最初に交換機から情報受信端末起動信号(CAR信号)が送られてきて、
そこからMODEM信号の応答が始まります。
他に、ミックスダイヤル機能、各種音量調整機能、音色・メロディ切替機能
等があります。
【コードレス電話機】
コードレス電話とは、一般の電話機のコードが無線に置き換わったものです。
試験対策上は、無線方式の違いを抑えておくことが重要です。
①第二世代コードレス電話(従来方式)
アナログコードレス電話システムを第一世代ととらえ、デジタル方式を
第二世代と呼びます。
第二世代の中でも、従来方式・新方式とに分かれています。
最初に開発されたデジタルコードレスは、PHSの技術を用いて実現させた
関係で、PHSと同じ1.9GHz帯を使用しています。
試験では、使用周波数帯域がよく問われます。
②2.4GHz帯コードレス電話
親機と子機との間で使用する周波数を、2.4GHz帯の※ISMバンドを使用。
※ISMバンドとは、産業・科学・医療分野で汎用的に使うために割り当てら
れた周波数の帯域(バンド)のこと。
国際電気通信連合(ITU)によって取り決められています。
業務用の無線通信では、無線局や無線オペレーターに免許が必要な場合が
多いのですが、ISMバンドを利用するほとんどの機器に、免許が不要という
利点があります。
2.4GHzコードレス電話は、ISMバンドを使用するため、電子レンジや他の
無線機器との干渉を生みやすくなります。
電波干渉を起こすと、通信品質の低下に繋がるおそれがあります。
周波数ホッピング技術を用いて、電波干渉を回避しています。
③第二世代コードレス電話の新方式
IP網等によるサービスの高度化に適応し、広帯域通信を可能としたもの。
sPHS方式とDECT準拠のARIB STD-T101方式 があります。
■sPHS(Super PHS)方式
⇒従来の第二世代コードレス電話を改良したもの。
同じく1.9GHz帯の周波数を用います。
■ARIB STD-T101方式
⇒こちらが主流。
DECTと呼ばれる規格に準拠し、ARIB(一般社団法人 電波産業会)が
策定した方式。
周波数帯は、同じく1.9GHz帯を使用する。
混信を防止するために、通信時に識別符号のやり取りを行っている。
DECT方式の詳細につきましては、下記ページが参考になります。
http://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/819/p/1697,1702,1703/c/1893
少し細かくなりますが、ARIB STD-T101方式の特徴として、
親機→子機への送信は、TDM/TDD方式、
子機→親機への送信は、TDMA/TDD方式 となります。
正誤問題対策として、頭の片隅に入れておいて頂ければと思います。
では、早速次の記事から過去問に入っていきます!