無線の仕事についていて、非常に強く感じたことがあります。
それは、無線のマニアは、高確率で鉄道好きという点です。
本当は、「鉄道好き」ではなく、「鉄道マニア」と言いたいところですが、「鉄道マニア」はかなりハードルが高い(入れ込み具合が半端ではない)様なので、「鉄道好き」としておきます。
ちなみに「無線マニア」と言うのも定義が曖昧なので、分かりやすく「アマチュア無線家(ワッチも含む)」としておきます。
明らかにこの2つの相関関係は強くあります。
無線と鉄道という、本来特別に強い関係性が有るわけではないのに、何故か好みが寄っています。
これは、無線の業務に携わり、かつアマチュア無線家の集まりに度々参加してきた結果、個人的に強く感じたことです。
それが必ずしも思い込みといえない証拠に、「ハムフェア」というアマチュア無線の全国的な集まりにおいては、出店者の少なからずが電車にまつわる出品をしています。
この関係性の強さは無視できません。
にも関わらず、この2つの関係性について、ネット他で研究された記事が一切見つかりません。
何故、誰も不思議に思わないのか?
これこそが、私にとって不思議なことです。
Aという趣味の愛好家が、同時に、全く関係の無い(あるいは薄い)Bという趣味の愛好家でもある。
これは、本来不思議なことです。
趣味であれ、何であれ、本来離散的に分散するはずのものが、一定の箇所に集中するとき、それは偶然ではなく、何らかの理由があるはずです。
それが文化史的なものに基づくものであれば、社会学的考察に十分値すると思われます。
または、脳の型(形質)に起因するものであれば、それは脳生理学のフロンティアとなる分野でしょう。
この点については非常に興味がある論点なので、このブログでも今後考察を加えていきたいと思います。
興味が無い人には、全く価値の無い話でしょうが(笑)^^
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