読書感想文をやっつけろ!とにかくスグに終わらせるための3つの提案。

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By: Pedro Ribeiro Simões - CC BY 2.0

 

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後回しにされがちな「読書感想文」

夏休みも、いよいよ終わりです。

宿題が出来ている人もいれば、今まさに追われている人もいるかと思います。

夏休みの宿題の中でも、わりと最後に回されがちなものに、「読書感想文」があります。

確かに、読書感想文なんて、何を書けばいいのかハッキリ分かりません。

この点、ネットで情報を探せば、いろいろと指南してくれるサイトがあります。

上手に書きたいならば、そういったサイトの情報を参考にしながら取り組まれるのが良いと思います。

しかし、とにかく時間が無い!早く終わらせたい!という方もいるはず。

そんな方のお役に立てる様な記事を、ここでは書きたいと思います。

読書感想文を攻略するには、3つのことが出来れば大丈夫です。

その3つとは、[書き出し]、[エピソードの書き方・まとめ]、[タイトル] です。

それぞれについて、具体的な方法をご紹介してまいります。

なお、これから書く内容は、質の良い文章を書くためのものではありません。

あくまでも、時間が無くてどうにかしたい人、読書感想文ぽく仕上げたい人のための物です。

その点お断りさせていただいた上で、ご説明に入らせていただきます。

 

書き出しについて

書き出しはこうします。

この本は、主人公の①が、②して、③するという物語です。

①、②、③は、取り上げた本の内容から当てはめてください。

 

例えば、『桃太郎』ならどうなるか。

「この本は、主人公の①桃太郎が、②仲間を得て、③鬼退治をするという物語です。」

となります。

 

あるいは、『走れメロス』ならどうなるか。

「この本は、主人公の①メロスが、②命がけの旅をして、③友達を救うという物語です。」

となります。

※注:もちろん、作文中に①、②、③とか番号は書かないでくださいね。

 

これが書ければ、あとは作文の量に応じて、①、②、③に関係するエピソード(行動やセリフ)について、書いていけばOKです。

では、具体的な書き方について、見ていきましょう。

 

エピソードの書き方

これは、パターンで書けます。

エピソードの紹介

自分の解釈

自分の経験、体験談

反省等、感想

このパターンです。

これで、読書感想文ぽくなります。

どういうことか、見ていきましょう。

 

例:メロスについて

例えば、①メロスについて書く場合を考えてみます。

まず、読んで印象的だったエピソードを書きます。

たとえば、メロスが王様のひどい振る舞いに怒った話を書くとしましょう。

こういう風に書いていきます。

エピソードの紹介

「この本の中で、暴虐無人な王の振る舞いに、メロスが激怒するというシーンが出てきます。」(エピソードの紹介)

自分の解釈

「私は、このメロスの行動から、メロスという人物が単に怒りっぽいのではなく、非常に強い正義感と勇気を持った人なのだと感じました」(自分の解釈)

自分の経験

「私も、同じ様な経験があります。友達と公園で遊んでいたときに、自分より体のデカイ上級生が来て、私の友達に嫌がらせをしました。そのとき私はとても腹が立ちましたが、上級生が怖くて、その場でハッキリと文句を言うことが出来ませんでした」(自分の経験)

反省等、感想

「自分の意見を何でもぶつければ良いとは思いませんが、メロスの様に、正しいことは正しい、間違えていることは間違いだと、自分の意見を勇気を持って言える様になりたい。この本を読んで、強くそう思いました。」(反省等、感想)

 

これをそれぞれ、肉付けしたり、自分の言葉で変えていけば、たいがい読書感想文っぽくなります。

あとは、分量を見て、①を書いても規定文字数に達していなければ、

②について書いて、③について書いて、としていけば、読書感想文は書けます。

最後の締めは、感想を述べる

そして、必ず最後は、全体の感想を述べて終わる様にしましょう。

この本を読んで、私の考えはこういう風に変わりました」とか、「この本を読んで、私はこれからはこういう人間になっていきたいと思いました」とか書ければなおグッドです。

読書をして、人間的に成長しましたとアピールできれば、読書感想文は大成功です。

 

タイトルについて

タイトルは一番最後に考える

タイトルは一番最後に考えましょう。

なぜなら、文章を書き終わるまでは、どういう仕上がりになるか、自分でも分からないのが普通だからです。

最初にタイトルを決めても、文章を書き終わるころには、きっとタイトルを変えたくなります。

それならば、初めから、タイトルは最後に決めるとしておけば良いのです。

タイトルの決め方

さて、いざタイトルをつけるときにどうすれば良いか。

いいタイトルが思い付かないときは、次のものを参考にしてください。

仮に本の名前を『×××』とすると、

「『×××』を読んでみて」

「『×××』と私」

「『×××』が教えてくれたこと」

だいたいこんな所が無難かと思います。

読書感想文は、何も奇ばつである必要はありません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

もっと詳しく書いても良かったのですが、「スグに終わらせること」を目的としたので、解説する文章が長々とあってはいけないだろうと思い、短くしました。

まぁ早く終わらせる一番のコツは、とにかく書き始めることです。

不思議なもので、書き出すまではしんどいのですが、いざ書き出せば何とかなるものです。

その意味では、この記事でご紹介した「この本は、主人公の○○が、○○して、○○する物語です。」という書き出しは、割と便利な言い回しかなと思います。

あとは、○○にまつわるエピソードを紹介して、自分の考えや経験、感想を書いて行けば、読書感想文はいっちょ上がり。

ポイントは、自分の考え、経験、感想を入れていくことです。

ともかく、「案ずるより、産むがやすし」。

さっそく、書き出してみましょう!

最後まで記事をお読みいただき、有難う御座います664789c6oez1lkq4

あなたに合格が訪れます様に