試験は知的格闘技
私が資格試験業界に興味を持ったきっかけは、成川豊彦氏の「試験は知的格闘技である」という言葉によります。
当時、氏はWセミナー(現在は事業譲渡済み)を経営されながら、塾長としても先頭に立って熱い講義を展開されておりました。
私は一生徒としてWセミナー梅田校に在籍しており、たまたま開催していた無料講座(確か勉強法についてのお話)を聞いていたときに、冒頭の発言が出て来ました。
この、「試験は知的格闘技」という言葉を聞いた瞬間、全身を稲妻で貫かれた様な衝撃を受けました。
それまで私が試験に対して持っていたモヤモヤとしたイメージが、一気に具現化された感じがしたのです。
試験とは、試合だ!
これはなかなか理解されない感覚ですが、私にとって試験とは、まさに格闘技の試合の様なものです。
変な例えですが、試験を受けに行くときはいつも、巌流島に向かう武蔵の様な心持ちで試験会場に向かいます。
ここで戦う敵とは、すなわち試験問題のことです。
難しい試験に挑戦するときは、強い敵に立ち向かう気持ちで、トレーニング(試験勉強)をして臨みます。
合格とは、敵に打ち勝つこと。
不合格とは、負けること。
その様な感覚を自然と持ってしまいます。
ちょっとしたロッキー気分。
教師とはコーチである
試験を格闘技と捉えた場合、教師はどんな役割かというと、コーチにあたります。
敵(試験)を倒すために、どんなトレーニングを積むか指導してあげ、敵の繰り出す技(パターン)の対処法を教え、導く立場です。
最終的にリングの上で敵と戦うのは選手(生徒)ですが、選手の強みを伸ばし、弱点をカバーするのがコーチの役割だと考えています。
私もまだ現役プレーヤー
普段は教師という立場で受験指導をしておりますが、私自身もまだリングから降りた訳ではありません。
鋭敏な感覚を養うためにも、挑戦者でありつづけたいと考えております。
like a rolling stone
生ある間、転がり続ける石でありたいと願います。