期末テストの結果も出揃い、通知表も配られた頃かと思います。
公立高校を目指すのであれば、内申点は非常に重要なものになります。
内申点とは簡単にいうと、中学3年間を通じた通知表の成績を評価したものです。
当然ながら内申点が高いほど入試に有利になり、低いほど不利に働きます。
内申点を上げるためには、まず通知表の成績を上げる必要があります。
では、通知表の成績とは何を基準に決まるのでしょうか?
テストの成績はもちろんのことですが、それだけではありません。
普段の学習の姿勢が問われる
テストの成績は重要な要素ですが、ではテストの出来が最悪だと必ず「1」がつくかというとそうではありません。
例えテストの結果が悪かろうとも、日頃の学習態度が先生の目から見て良ければ、2や3がつきます。
つまり、底上げされる訳です。
逆もまた然りで、例え成績が良くても、態度が悪ければ減点対象になります。
では、日頃の学習態度とはどこで判断するのでしょうか?
もちろん、授業に積極的に取り組み、率先して手を挙げ、どんどん発言していけば分かりやすいのですが、思春期の中学生にそれを求めるのは酷というものです。
そんなことをしなくても、確実に心証を良くする方法があります。
それは、「提出物をしっかりと出す」ということです。
宿題・課題など、中学生は頻繁に提出物を課されます。
提出の締めきりを必ず守り、丁寧に字を書き、キレイな状態で紙を出すということが守られれば、間違いなく心証は良くなります。
いわば「当たり前のこと」ですが、その「当たり前のこと」が守られない生徒が多いのです。
もちろん、学級委員や生徒会を務めたり、英検・漢検を取得するなどすれば更に加点対象になりますが、まずは「当たり前」のことから確実にやっていくということが肝要です。
テストの成績は後からいくらでも上げることが可能ですが、内申点はそうはいきません。
提出物の約束をしっかりと守るということは、社会人になってどんな職種についたとしても、一番大切なことです。
学生のうちにしっかりとその癖づけが出来ていれば、社会に出てからも困りません。