一陸特試験『平成26年2月午前問題4』の解説講義を行ないます。
「混信」に関する問題です。
なお、解説動画につきましては現在準備中です。
動画製作後、こちらの記事に動画もご紹介させて頂く予定です。
問題
次の記述は、「混信」の定義である。電波法施行規則(第2条)の規定に照らし、 内に入れるべき最も適切な字句 の組合せを下の1から4までのうちから一つ選べ。
「混信」とは、他の無線局の正常な業務の運行を A する電波の発射、輻射又は B をいう。
A | B | |
1 | 妨害 | 誘導 |
2 | 妨害 | 空中線電力の許容偏差の逸脱 |
3 | 制限 | 誘導 |
4 | 制限 | 空中線電力の許容偏差の逸脱 |
解答
1
解説
用語の定義に関しては、しっかりと確実に覚えていなければなりません。
ここは理解というよりも、確実にキーワードを暗記することが大切です。
幸い、一陸特で出題される用語は限られています。
「混信」もその一つであり、記憶があやふやであれば、この機会にしっかりと頭に刻み込みましょう。
根拠条文
電波法施工規則第2条1項64号
「混信」とは、他の無線局の正常な業務の運行を妨害する電波の発射、輻射又は誘導をいう。
混信について
定義は定義でしっかり憶えていただくとして、混信について簡単に言いますと、「目的外の信号が混じって、通信障害が起こること」と言えます。
電波法が無線設備の構成に関してうるさいのも、ひとつはこの様な「混信」を防止するためでもあります。
かなり厳格に電波監理が行なわれている現代でも、混信による障害は少ながらず発生しています。
被害を受けることが多い一方、気付かぬうちに自らが加害者側になりやすいものでもあるので、注意が必要です。
動画講義
ご参考資料
混信被害申告数の推移
混信の被害の推移に関しましては、総務省のホームページに記載がありますので、ご確認ください。
平成26年2月午前問題
※12問すべての問題です。
同解答
※午前・午後の解答です。
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