アクセサリーパーツの購入にはお金がかかる
アクセサリーを製作するのには、多くのパーツを使います。
石の種類から、形、色、大きさと、実に多様です。

それらのパーツは、店舗でも購入できますが、個人利用ならともかく、ショップレベルになってくると、とても小売りで購入していたのでは採算が合いません。
アクセサリーを作った経験のある方ならお分かり頂けると思いますが、出来上がった商品は安価なものが多いのですが、いざパーツを買って手作りとなると結構お金がかかるものです。

大量購入には卸が不可欠
ショップで販売するにあたり、大量にパーツを使うため、卸を利用しています。
卸と言っても、今はネットで展開されており、私たちの様な個人事業主でも比較的簡単に利用が可能です。
私たちがつかっているのは、DeNA BtoB market (旧ネッシー)というところです。
他にも色々な卸サイトがありますが、月額の利用料金が有料であったり、法人でないと登録出来なかったりします。
その点、DeNA BtoB marketは利用料金無料で、審査も比較的緩いので、重宝しています。

卸と小売りの価格差
卸を利用して、まず最初に驚かされるのは価格差です。
だいたい小売り価格の3分の1ほどの値段で取引されています。
お店が仕入れて、30%OFFで売っても利益が出る仕組みは、この卸と小売りの価格差にあることがよく分かります。
一度卸で買うことを憶えると、小売りで買うのがバカらしくなる程です。
デメリットもある
卸は安いから良いのかというと、デメリットもあります。
それは、商品を実際に仕入れてみるまで品質が分からないということです。

もちろんサイト上に商品画像は掲載されていますが、わざわざ傷がついている物の写真を載せる人はいません。
どれも完璧にキレイな商品写真ですが、いざ仕入れてみるとダメな物もあり、仕入れはまさに玉石混交です。
細かい傷がついていたり、バリが取れていなかったり、写真と色味が違ったりと様々あります。

小売り店舗であれば、実物を確認して買うことが出来るので、カスをつかまされることはありませんが、仕入れはその点ハイリスクと言えます。
それでも卸は魅力的
品質が事前にチェック出来ないというリスクはありますが、それでも卸での購入は安く魅力的です。
ある程度取り引き経験を積んでいけば、信頼出来る会社と信頼出来ない会社の見分けもついてきます。
信頼できるところから仕入れて、商品を販売する、そのサイクルが出来上がればあとは楽です。

裏技~個人利用~
卸は本来、小売り店舗が仕入れとして使用するものです。
しかし、個人利用で使っている人も少なからずいると聞きます。
確かに、卸で買えば、定価の3分の1程度で購入できるため、かなりお得です。
卸売りのサイトでは、個人利用されないために、事前に審査があります。
しかし審査といっても、そんなに厳密なものではありません。
手続き自体は面倒ですが、個人事業主で申請すれば、チェックされるのはホームページとかその程度くらいです。
節約を図る目的で、個人事業主を名乗り利用する人が後を絶たないのも頷けます。

アクセサリーショップはそれでも大変
卸で安く仕入れれたとしても、アクセサリーショップの運営はすごく大変です。
パーツを2つ使いたいだけなのに、10個入り1袋のものを仕入れなければならないとか、とにかく種類毎の余剰購入が多く、コストパフォーマンスに劣ります。
好きでなければ、とてもビジネスとして新規に始めるべき商材とは言えないでしょう。

アクセサリーショップならではの苦労については、また別記事でご紹介したいと思います。