ネットショッピングは送料がネック
当塾ではアクセサリーショップを併設しており、ショッピングサイトも運営しております。
ネットショップを運営する上で、頭を悩まされるのが送料です。
出来るだけお得にお買い物いただきたいと考えておりますが、当店の様に比較的廉価な商品価格帯では、送料がネックになってきます。
1,000円の買い物をして、送料が800円では、なんだか損した気分(?)になってしまうんじゃないかと気を揉むところです。
~円以上は『送料無料』としたいが…
顧客へサービスの一環として、~円以上は送料無料としているショップをよく見かけます。
しかしこれ、ショップ側からすれば結構な負担です。
仮に送料に800円かかるとすれば、ショップ負担にすることは、粗利から800円がごっそり無くなるということを意味します。
元の価格に十分な利益を載せていれば別ですが、これだけショップが乱立する過当競争の時代では、商品価格は限界まで下げざるを得ません。
その状態からさらに送料をショップ負担にするのは、かなり厳しいことです。
(その意味で、Amazonさんは化け物ですね。個人商店では太刀打ち出来ません)
送料を安くする方法があった
送料を少しでも安くする方法がありました。
私たちはショップ運営にあたり、カード決済会社イプシロンさんと契約をしていますが、そのイプシロンさんのサービスで配送料の割引を受けることが可能です。
通常ゆうパックであれば、60サイズ610円からの配送料金になりますが、イプシロンの割引サービスを契約すれば、400円からの送料になります。
率にすると、実に30%以上の割引です。
送料を安くできれば、その分顧客サービスに回すことができ、経営効率がよくなっていきます。
さらに安くしたい~交渉失敗編~
さらに送料を安くしたい。
送料を安くするために、各運送会社と直接交渉をすることにしました。
交渉方法は、まず最寄りの運送会社の営業所に電話かメールで、運送契約の相談をしたい旨伝えます。
すると、後日地域の営業担当の方が、各種資料を持って訪問されます。
内容は、ショップとしてどの様な商材を取り扱っているか、月間の配送個数はいくらかについて質問されます。
ここで実績があるお店なら、実際の数量を伝えれば良いのですが、私たちの様にこれから始めるところというのは、全く数字の根拠がありません。
しかし、根拠は無くても構わないので、今後の見通しを教えてほしいとのこと。
私の場合は、月30個程度と答えました。
その他諸々お話をした結果、後日運送会社が契約料金表等を持ってきてくれました。
ヤマト運輸と交渉した結果は、756円~。
わざわざお見積書も作成してきてくれたので、安くしてくれたものと思っていましたが、なんと、定価のまま。
1円も安くしてもらえませんでした。
気付かずに契約書をせっせと書いて、交渉に時間を費やして、全くの無駄でした。
安くならないのなら、最初にそう言って欲しかったところです。
契約しなかったのに。
さらに安くしたい~交渉成功編~
もう無理かな~と思い、半ば諦めかけていました。
別の運送会社と交渉のアポが残っていたので、ダメ元で一応交渉してみることにしました。
営業マンが来て、質問するところまでは、ヤマトさんと全く同じ手順です。
またか~と思いつつ、試しにイプシロン以上の割引にならないか聞いてみました。
こちらは先に痛い目にあっており、安くならないなら契約するだけ無駄なので、最初にハッキリして欲しい旨伝えました(ヤマトさんの名前は出していません)。
すると営業の方が、上司と掛け合うと約束してくれ、1週間ほど時間を欲しいと言われました。
期待せずに待っていたところ、1週間後に連絡があり、なんと上司の決裁がおりたのでさらに安くできるとのこと!
さらに安くしたい~交渉結論編~
交渉をした結論として、色々言うよりも、他の業者がこの金額だからと数字を示すのが一番の様です。
他の業者から顧客を取り込みたいのは、どこの業界でも同じこと。
具体的な数字があれば、そこの数字をターゲットにして値下げしてくれます。
まだ2社としか交渉はしていませんが、また実績が出来てきたら他社とも交渉を進めてみたいと思います。